🌸 ほのぼの可愛い物語
『因幡の白ウサギ 〜しあわせを運ぶ白いウサギ〜』
◆ 第一章 海辺の白ウサギ
昔々、隠岐の島に住む1匹のふわふわの白い毛をした白兎が、ある姫神に
会いたいと思い因幡の国へ行きたいと考えていました。
しかし、隠岐の島と因幡の間は海でとても自力では渡れません。
そこで白ウサギさんは、海のサメたちに向かってぴょんぴょんと近づきました。
◆ 第二章 サメたちの大行列
白ウサギさんはサメに向かって言いました。
「サメさんたち! あなたたちとウサギ、どっちが数が多いか競争しませんか〜?」
サメたちはびっくり。でも楽しそうだと思って、ずら〜っと海の上に並んでくれました。
「わぁ〜!橋みたい!」白ウサギさんは嬉しそうにサメの背中をぴょんぴょん跳んでいきます。
しかし最後のサメにたどりついたとき、白ウサギさんは思わず言ってしまいました。
「サメさんたちをだまして海を渡ろうとしたんだよ〜」
その瞬間、サメは怒って、白ウサギさんのふわふわの毛を
ざばぁっと全部はいでしまいました。
「いたたたたぁぁぁ! 毛がぁ〜!!」
白ウサギさんは真っ赤でヒリヒリの体になってしまいました。
◆ 第三章 意地悪な兄神さまたち
意地悪なお兄さん神たちの大行列が歩いていました。
白ウサギさんは「痛いよ〜」と相談しました。
しかし八十神たちはニヤニヤ笑いながら言いました。
「かわいそうに。海水を浴びて、風で乾かせば治るぞ〜」
白ウサギさんは信じてしまい、海に入って風にあたると…「ぎゃあああぁぁぁぁ!! 痛いぃ〜〜〜!!」
体はもっとヒリヒリして、涙がぽろぽろこぼれました。
◆ 第四章 大国主命(おおくにぬしのみこと)との出会い
心のやさしい神様、大国主命(おおくにぬしのみこと) でした。
大国主命は白ウサギさんの姿を見るなり、心配してしゃがみこみました。
「なんてかわいそうに…。大丈夫、僕がちゃんと治してあげるよ。」
そしてこう言いました。
「まず川に行って、きれいな水で体を洗いなさい。
そのあと、ガマの穂(ほわほわの草)を体に巻くんだよ。」
白ウサギさんは言われた通りにしました。すると──
ふわあぁぁっと光があらわれ、赤くなっていた体に、また白くてふわふわの毛が戻ってきました!
「わぁぁ! 元に戻ったぁ!!」
◆ 第五章 白ウサギさんの予言と幸せ
元気になった白ウサギさんは、大国主命に言いました。
「あなたはきっと、この国で一番すてきな神様になりますよ。
そして、とてもやさしいお姫さまと結ばれるんです。」と言い残し自ら伝令の神となって
兄神達の到着より前に、この事実をお姫様に伝えたのでした。これを知らない兄神達は、先を競って姫に結婚を申し込みましたが
姫はそっけなく対応し「私はあなた方でなく大国主命の元へ嫁ぎます」と言い兄神達を追い返したのでした。
白ウサギさんは島のほうを見て、にっこり。「これからも、だれかを助けられるウサギでいたいな…」
そして今日も、因幡の国のどこかで
白ウサギさんはみんなの幸せを願いながらぴょんぴょん跳ねているのでした。
白兎は八上姫(やがみひめ)と大国主命との縁を見事に取り持ち、鳥取県で『白兎神社』の御祭神となっています。
動画はこちらから
いなばのしろうさぎ(動く絵本) – YouTube
鳥取県にある「白兎神社」皆さんも是非 ご参拝に!!
白兎神社 鳥取 | 神話 因幡の白うさぎ (hakutojinja.jp)














